ノーベル賞物理学者の益川敏英さんが死去

7月23日、ノーベル物理学賞受賞者(2008年)の益川敏英氏が上顎がんのため死去されていたことが、29日、明らかにされた。享年81歳。NHKをはじめ、日本のマスコミ各社が報じている。
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益川氏は名古屋大学理学部出身で母校の他、京都大学、東京大学、京都産業大学、素粒子宇宙起源研究機構で研究活動を行った。NHKの報道によれば、物質を構成する基本的な粒子のひとつ「クオーク」が6種類あることを最初に予想した小林・益川理論が2008年に認められ、ノーベル物理学賞を受賞した際、「36年前の過去の仕事」が認められただけのことであり、「ノーベル賞を目標にやってきたのではない」とコメントし、純粋な学問の追求の姿勢が称賛を浴びた。日本では基礎研究がおろそかにされているとして、その重要性について日本政府に苦言を呈している。

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