米国疾病予防管理センターの調べによれば、デルタ株は風邪、エボラ出血熱、1918年に流行ったスペイン風邪、中東呼吸器症候群( MERS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)よりも感染力が高く、コロナウイルスよりも感染力が強いのは麻疹だけだった。
デルタ株は極めて高い感染力を持つため、この変異株に罹ると患者の鼻腔には他の変異株の場合より1000倍も多いウイルスが蓄えられる。
この他、デルタ株はワクチン接種をした高齢者であっても感染しやすく、一度感染すると重症化しやすい。
他の研究者らもデルタ株はワクチン接種を接種した人やすでに罹患した人の免
疫抗体を2分の1から3分の1に下げてしまうと警告を発している。これは受容体結合ドメイン(RBD)の中の突然変異と関係がある。
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