ゴレロフ氏は、2020年春の時点では、多くの人々が新型コロナウイルスの感染予防に手袋は必要ないと思っていたと指摘した。
続いて同氏は、「上気道や粘膜だけではなく、消化管も侵入経路になり得ることを明確に示したのはインドの株であり、デルタ株の感染者の3人に1人は(中略)消化管に機能障害を伴っている」と説明している。
ゴレロフ氏によると、14~29歳の若者がデルタ株に最も感染しやすいという。
他の研究者らもインド型変異株はワクチン接種を接種した人やすでに罹患した人の免疫抗体を2分の1から3分の1に下げてしまうと警告を発している。これは受容体結合ドメイン(RBD)の中の突然変異と関係がある。