小山田氏の記事掲載の雑誌が発売休止 編集体制の見直しへ

日本の雑誌『Quick Japan(クイック・ジャパン)』発行元の太田出版は4日、今月予定していた同誌8月号の発売休止を発表した。同誌は1995年発行の誌面で、東京五輪開会式の楽曲を担当していたミュージシャンの小山田圭吾氏のインタビュー記事を掲載。学生時代に行ったいじめを面白おかしく語った部分が非難を浴びていた。
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太田出版は4日、公式ホームページにて発売休止を発表した

小山田圭吾さんをめぐるスキャンダルはなぜ国際的なものになったのか?

Quick Japan編集部は「表現方法、記事の影響についての思慮そして配慮が足らないままに世に出たことにより、差別を助長し被害者の方をはじめ多くの方を傷つけたことを改めて深くお詫び申し上げる」と謝罪。「編集部として今回の事態を真摯に受け止め、今後二度とこうしたことを繰り返さぬよう編集体制の見直しが必要」と判断したとして、発売休止を告知した。

また、休止期間中、編集部のチェック体系の強化を行うほか、編集部員が差別と社会問題に対する理解を深めていくとしたうえで、「今回のような問題が起こらないよう編集部が日々の活動の中で不断に検討し、振り返りながら誌面を制作していく所存」と締めくくった。

発売再開の時期については改めて通達するとしている。

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