インド 初の国産空母の海上公試を開始

インド海軍は、初の国産空母「ヴィクラント」の海上公試を開始した。同軍はこの空母が海上公試に向けて出航した日のことを「誇りある歴史的な日」と評し、インドが米国、ロシア、中国、フランス、英国などの自国で空母を設計・建造できる列強の一員になったと強調している。インドの英字紙「ザ・タイムズ・オブ・インディア」が5日、報じた。
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「ヴィクラント」の全長は262メートル、幅は62メートル。航続距離は18ノット(時速33キロメートル)の巡航速度で約1万3890キロメートル。国産化率は76%で、乗員数は約1700人。

中国とロシアが軍事演習を実施へ
しかし、この空母が本格的に運用されるのは2023年半ば頃とされている。また、この空母の甲板では、戦闘機「MiG-29」や哨戒ヘリコプター「MH-60R」、インドで製造された軽ヘリコプターなどの離着艦のテストも行われる。

同紙は、中国はインド洋での海軍のプレゼンスを高めていると指摘している。

インド海軍は2日、米国、日本、オーストラリア、ベトナム、フィリピン、インドネシアが参加する軍事演習に、軍艦4隻を2ヶ月間にわたり東南アジア、南シナ海、西太平洋に派遣すると報告した。

インドは、米国、日本、オーストラリアが参加する四カ国戦略対話(クアッド)の1つ。クアッドは、中国の脅威に対抗するための枠組みであるとみられている。

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