ネチャーエフ氏は「ノルドストリーム2の建設ペースや完成に際し、ドイツと米国による合意が影響を与えないとすると、工事は最終段階にあり、竣工まであと数週間だ」と強調した。
ネチャーエフ氏は、米国とドイツがノルドストリーム2に関して合意を結ばなかったことや、両国が発表した共同声明は法的拘束力のないものであることを指摘。共同声明に参加しなかったロシアは、特別な義務を負うことはないとした。
米国とドイツは7月21日、「ノルドストリーム2」の建設プロジェクトを巡る合意を発表した。共同声明では、「ロシアがエネルギーを『武器』として利用した」場合や「ウクライナに対する攻撃」を行った場合には、制裁などの措置を取ることで合意している。
一方、ロシア側は、圧力の手段としてエネルギー資源を使用したことは一度もないと繰り返し述べている。
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