豪の疫学専門家マイケル・トゥール教授はロシアを訪れ「スプートニクV」の製造現場を視察。同紙インタビューの中で、「スプートニクV」は優れたワクチンであり、新型コロナウイルス感染症の疾患予防において92%以上の有効性を示している、と語る。新技術mRNA(メッセンジャーRNAワクチン)を用いて開発された欧米のワクチンと同列に並ぶとも評価する。またロシア製ワクチンの開発期間が短かったことで、その有効性を疑う必要はないとも指摘する。トゥール教授自身が、「スプートニクV」の開発者らがMERS(中東呼吸器症候群)やSARS(重症急性呼吸器症候群)ワクチンに以前から取組み、十分な研究基盤を蓄積していたことを理解しているからだ。
スプートニク通信は以前、「スプートニクV」ワクチンを使用したサンマリノのワクチン証明書が欧州委員会に承認されたことを取り上げた。
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