米国で月をめぐり中国との軍事行動が誘発されるおそれを指摘

米国と中国、ロシアは、月面での軍事活動を禁止する宇宙空間の利用と研究についての国家活動の原則に関する条約への追加的な合意を批准しなかった。米サイト「Defense One」が報じた。
この記事をSputnikで読む

 報道では、月面では居住および訪問用の基地を配置するのに適した場所が限られていると指摘する。

NASA、2024年有人月面着陸は不可能
同サイトによれば、中国またはロシアは、経済的に有益な場所に自国の基地を配置し、米国のアクセスを規制する安全ゾーンをその周辺に設定することが可能だという。

同サイトは、こうした状況は軍事行動を誘発するおそれがあり、地球から27万2000マイル(約43万8000キロメートル)の距離にある米国の資産保護を求めている。

同サイトは宇宙システムエンジニアのローラ・ダフィー氏と弁護士のジェームス・レイカ氏の意見を引用し、「今後、月の周辺空間のオープンで平和的な利用を保障するため他の防衛的および攻撃的手段が必要となる」と報じた。

関連ニュース

コメント