九州北部を中心に、停滞する前線の影響で線状降水帯が流れ込み記録的な大雨となっている。佐賀県、長崎県、福岡県、広島県で、大雨の警戒レベルで最も高いレベル5の「緊急安全確保」が発令された。
過去3日間の降水量は、多いところで平年の8月1か月分の3倍を超える記録的な大雨となっている。
13日早朝には、長崎県雲仙市で住宅2棟が土砂に押し流され、50代の女性が巻き込まれて死亡した。女性の夫と娘の行方がわからなくなっていて、警察は、2人が土砂崩れに巻き込まれた可能性が高いとみて、捜索を続けている。
気象庁によると、前線が停滞するため16日にかけて西日本から北日本の広い範囲で非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあるとしている。
関連ニュース