トランプ氏は大統領職の任期終了後から4度目となる政治集会をアラバマ州で開催した。
集会の中で元大統領はバイデン氏がアフガニスタンにおよそ830億ドル相当の施設や軍事基地、大使館施設を放棄したと批判した。その上でトランプ氏は「バイデン氏がレジャーを楽しんでいる間にアフガニスタンは地獄に落ちる」と発言した。
また、アフガニスタンの状況を米国史における「最も酷い軍事的屈辱」と表明した。
これほどまでに恐ろしい首脳の無能ぶりは世界的にも例がない。軍を真っ先に撤退させることは決してない。軍は最後に撤退するものだ。
トランプ氏によると、バイデン氏の政策により9.11から20年の節目にアフガニスタンの米国大使館には反政府武装組織「タリバン」の旗がはためくと指摘した。
また、必要に応じては再びアフガニスタンに軍を派遣する必要性を指摘した。
先にトランプ氏はアフガニスタン情勢の責任から大統領職の辞任をバイデン氏に要求していた。
タリバンは政府軍への攻勢を強め、アフガニスタン情勢は直近の数週間で急激に悪化した。
タリバンは首都に侵攻し、大統領府を制圧した。アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領は「大量殺戮阻止」を目的に祖国を離れた。
タリバンの指導者は8月16日に戦争終結を宣言し、国家統治に関する形態を近く公表するとした。現時点でアフガニスタンでは全ての国境がタリバンの管理下に入っている。
外国人スタッフや外国使節団に協力していたアフガニスタン人は首都の空港から国外退避を進めている。この空港は、米軍及び北大西洋条約機構(NATO)の部隊が防衛している。
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