事情に詳しい関係者の談として同通信は「おそらくウェットスーツを着用してたどり着いたようだ。24キロメートルを泳いで渡ったのだろう」と伝えている。
一方、関係者も「本当に彼かどうかはわからない」としている。
「ワアスは北海道に出発する前、海岸にバイクを置いていった。知人にバイクをピックアップし、売却し、その金を送るよう頼んだ。また別の知人には、すでに遠いところにおり、帰りを待たないでくれという連絡がきた」と関係者は語っている。
関係者によると、同人物は2011年に在留ビザ違反により日本で拘束され、出国を命じられたという。また文書偽造によりタイとバリ島でも拘束された経験があると話している。
これよりも前、ロシア人男性1人が亡命するため、南クリル諸島クナシル島(日本の表記は国後島)から海を泳ぎ、北海道東部に漂着したことが明らかになった。男性は、札幌の入国管理局に移送されたという。クナシル島から北海道東部の沿岸部までは約20キロある。
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