若い世代は気候危機のもたらす影響を避けられない-世界の10億人の子どもたちがその被害に

世界の22億人の子どもたちの約半分は、異常な暑さや干ばつ、サイクロンを含めた非常に高い異常気象のリスクに晒されている国に暮らしている。こうした気候変動は若い世代に直接的な脅威をもたらし、彼ら自身を、また彼らの未来を危機に晒している。国際連合児童基金(ユニセフ)の報告を引用しCNNが報じた。
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ユニセフの新しい報告によれば、深刻な大気汚染による甚大な影響を約10億人の子どもたちが受けており、水不足が9億2000万人を、また異常な暑さが8億2000万人を襲っており、サイクロンが4億人の子どもたちの脅威となっている。また、気候変動の影響をもっとも受けた国ランキングでアフリカの国々がトップ10を占めている。この地域における温室効果ガスの排出は欧州やアジア、米国の各国よりはるかに少ない。CNNの報道によれば、ユニセフが発表した報告は、異常気象の危険な影響が若い世代を脅かすことがない場所は存在しないことを証明しているという。

CNNのキム・ブルンフーバー特派員は、各大陸の若い環境活動家らと交流を深めた。若い活動家らは彼らの世代に気候危機をもたらす深刻な脅威を懸念している。

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若者の環境保護運動を牽引するグレタ・トゥーンベリさんは、同特派員とのやり取りの中で次のように語った。「何かを変え、気候変動そのものを解決する方法を見つけ出すためには、その症状だけでなく、この危機の起源に目をやり、そして実際に危機としてそのことに対処することが必要です。もし権力者らが今それを行わず、危機への対処をはじめなかったら、すべては今までと変わることはありません」。

気候変動の影響に直面しているフィリピンの環境保護活動家ミッツィ・ジョネル・タンさんはトゥーンベリさんに賛同する。フィリピンの若い活動家は、「蠟燭の明かりで家事を行わなければならなかった私にはよく分かります。外では台風が暴れ狂い、それによって私たちは電気がこない状況に置かれています。また、私には、寝室に水が溢れる恐怖がよく分かるのです。なぜなら進水した部屋で目が覚めたことがあるからです」と強調した。彼女は、グレタ・トゥーンベリさんと同様、権力者に対し空疎な約束や実効性のない計画を現実的な行動にただちに切り替えるよう訴えている。

ジンバブエの環境保護活動家のナコスティ・ニアティさんは、CNN特派員と地球の気候変動がもたらす恐ろしい結果について自身の危機感を共有した。ニアティさんは、「僕は農業を中心に経済を構築する社会で育ちました。予測ができない気候現象により、僕たちは豊作のためにはどのような農作物を栽培する必要があるのか、ますます難しい問題の解決を強いられています。気候条件が将来的にもこのような状況なら、それは僕の国に食糧危機を引き起こすことになります」と主張した。

取材を受けた若者たちが語ったあらゆる災厄は、近い将来にはよくある現象になるだろう。CNNの特派員は、気候変動の影響からは、誰も逃れることはできないと強調する。

この間、通信社「スプートニク」は、地球上で発生した急激な気候変動について報じており、米国の研究者によれば、すでに死亡事例が増加しているという。

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