新型コロナウイルス

ワクチン接種後に感染する確率が調査

オランダの研究者らが大規模な選択を基に行った調査で、ワクチンを接種した医療関係者らのコロナウイルスの感染率は1%未満にすぎず、感染したケースはデルタ変異体に限定されることがわかった。調査の結果はプレプリントのmedRxiv.orgに公表されている。
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調査を行ったのはオランダのエラスムス医療センターとラドバウド大学。調査対象には2か所の病院で働く医療関係者で、COVID-19の感染率が分析された。

コロナ用ワクチンを2回接種することで感染率は3分の1に=研究報告
分析の結果、伝令RNAないしはベクターによるワクチンの接種を完了した2万4706人のうち、コロナウイルスに感染したのは全体の0.65%にあたる161人だったことが明らかになった。感染したケースは2度目の投与後14日以上が経過しており、かつ45日以上コロナウイルスの陽性反応が出ていないことを条件としている。

調査によれば、接種後の感染は軽症で入院を余儀なくされた例はなかった。また感染の圧倒的多数の90.5%がデルタ変異体によるもので、感染者の平均年齢は25.5歳だった。

この結果から、調査チームはワクチンはCOVID-19の重症化防止には有効だが、接種しても稀には感染し、他の人にうつすこともありうるという結論を導きだした。

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