タリバンが音楽を禁止=アフガニスタン

アフガニスタンの首都カブールを制圧したイスラム原理主義組織タリバン(ロシアではテロ組織と認定、活動禁止)のザビフラ・ムジャヒド報道官は、ニューヨーク・タイムズからのインタビューに答えた中で、アフガニスタンでは公共の場での音楽が禁止されると述べた。
この記事をSputnikで読む

タリバンは今後、公共空間における音楽の演奏、男性が同伴しない女性の長期旅行を禁止する。現在タリバンの報道官で、新たな内閣では情報文化大臣に任命される可能性があるムジャヒド氏は、この理由について、イスラムの基準に合致しないからだと説明している。「音楽はイスラムでは禁止されているが、我々は人々に圧力をかけることなく、自発的に抑制するよう説得できると考えている」とムジャヒド報道官は語っている。

国連が表明 タリバンによる市民の死刑、少年兵の勧誘
またニューヨーク・タイムズが伝えるところによれば、ムジャヒド報道官は、タリバンは女性の外出を禁じたり、外出の際に顔を覆う布を身につけることを義務付けるつもりはないと言明した。また男性の同伴者が必要となるのは、3日以上の旅行の際だけだとした上で、通学、通勤、大学や病院に行く際には同伴者は必要ではないと述べた。一方、アフガニスタン社会における今後の女性の権利について問われたムジャヒド報道官は、長期的展望において、女性は日常の生活に戻ることができるだろうとの見通しを明らかにした。

タリバン幹部らからは平和的な発言が行われているものの、アフガニスタンからの避難民の数は増え続けており、欧州諸国に新たな難民危機が訪れることが危惧されている。これに関するニュースは「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。

関連ニュース

コメント