タリバン、抵抗勢力の前線基地を攻撃

イスラム主義組織「タリバン」(ロシアではテロ組織と認定、活動禁止)は首都カブールから北東のパンジシール州で抵抗を続ける勢力の前線基地に攻撃を仕掛けた。抵抗勢力の状況に詳しい消息筋の証言をもとに、現地メディアのトロニュースが報じた。
この記事をSputnikで読む

同州はアフガニスタンで唯一タリバンが掌握していない地域で、反タリバン勢力の牙城になっている。

消息筋によると、抵抗勢力はタリバンによる攻撃を撃退したという。タリバンと抵抗勢力の間で衝突は続いている模様。

タリバン、抵抗続けるパンジシール州の制圧に戦闘員を派遣


タリバンは22日、パンジシール州で抵抗を続ける勢力に降伏の用意として4時間を提供した。抵抗を続ける勢力の指導者、アフマド・マスード氏は20年前に過激派組織「アルカイダ」の戦闘員らによって殺害されたアフマド・シャハ・マスード氏(反タリバン勢力「北部同盟」の指導者)の息子として広く知られている。

マスード氏によると、タリバンの指導者らはパンジシール州の抵抗勢力との交渉を拒否しているという。

一部の欧米メディアによると、マスード氏の元にはタジキスタン人の武装組織に加え、アフガニスタン全土からも反タリバンの軍人らが集結しているという。その中には特殊部隊の隊員等も含まれているとのこと。

関連ニュース

コメント