多くの人が砂糖の摂取による悪影響を恐れ、代わりに果糖を使った甘味料に切り替えているが、中国人研究者たちは、そうした切り替えがもたらしうる結果を検証した。
研究者らの結論は果糖の過剰摂取で体内の主なエネルギー源である細胞内のアデノシン三リン酸が枯渇するというもの。その結果、体内の代謝が変化し、血液や関節に尿酸が蓄積され、痛風を発症しかねない。また、果糖の摂取でコレステロール値が上昇することから、腹まわりに皮下脂肪が蓄積される。
また、果糖の代謝は遺伝的に糖の吸収、輸送、分解に影響するため、科学者たちは遺伝子に変化が起きるリスクを警告しているが、実際はこれらのメカニズムはまだ解明されていない。
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