インド サイ密猟対策にハンターから押収のサイの角2500本を焼却処分

9月22日の世界サイの日にインドのアッサム州は、密猟者から押収した2479本のサイの角を焼却処分した。サイの角は薬効があるとの迷信から高額で取引されており、密猟が絶えない。同州は迷信を否定し、密猟に歯止めをかけようと公衆の門前でこうした見せしめ手段にでた。ヒンドゥスタン・タイムズ紙、インディア・トゥデイ紙が報じた。
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アッサム州当局はサイの種の保存を広め、角の薬効の迷信を正すことに力を入れている。サイの角は1本あたり数千ドルで取引されているため、密猟の需要が絶えない。
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アッサム州の首相は次のように述べている
「サイの角は単に毛髪が大量に固まったものであり、薬効は全くない。迷信、作り話に惑わされてこの希少動物を殺さず、その角を買わないよう呼びかける。我々はサイが生息し、自然に数を増やせるように努めなければならない」
アッサム州は世界のインドサイの個体数の71%が集中する世界最大の生息地。州に生息するおよそ2650頭の大半は国立公園領域に集中している。
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