「8クイーン問題」は、1848年にドイツのチェス雑誌に掲載され、一般化された「Nクイーン問題」は1869年に定式化された。「8クイーン問題」は、標準の64平方のチェス盤上に8個のクイーンを互いに攻撃しないように配置するという問題。これを一般化した「Nクイーン問題」は、一辺のマスをnとし、一辺のマスの数とクイーンの数を同一にする。
シムキン氏は、しかるべき数のクイーンを置く大きなチェス盤の場合、約(0.143n)n通りの配置があることを証明したという。
100万×100万のチェス盤上で、100万個のクイーンを互いに攻撃しないように配置するパターンは、約1の後に500万個のゼロ通りあるという。
これまでは、コンピューターでオプションを列挙することによって解を得ていた。シムキン氏は初めて純粋に数学的な方法で問題を解決したという。
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