金氏は平壌で開かれた国防発展展覧会で演説した中で、最近、米国はシグナルを頻繁に出しているが、敵対的ではない信じられる行動的根拠は一つはないと述べ、我々は子孫のために強くならねばならないと語った。
金氏はまた、現在、北朝鮮が直面している軍事的脅威は、10年前、5年前、あるいは3年前に有していたものとは異なると指摘した上で朝鮮半島の緊張状態は「米国の政策のため」 解消が難しくなっていると述べた。
そうした例の一つとして、米韓合同軍事演習の実施を挙げた金氏は、韓国は平和、協力、繁栄を目指すとの声明を出しつつ、軍備増強を続ける「偽善者」であり、こうした行動は「ダブルスタンダード」であると非難した。
金氏はこのことに対し「深い憂慮」を表し、韓国が北朝鮮の自衛的権利を毀損し続ければ、北朝鮮は「断固たる行動」を取ると警告した。
一方で、金氏は 北朝鮮の軍備増強は韓国に対抗するものではないと述べ、この地で同族同士の紛争を2度と繰り返してはならないと言及した 。また「我々の主敵は戦争そのものであり、韓国や米国、 特定の国や勢力ではない」とも強調しつつ、平和の達成を目指した外交的努力は、自衛的権利の放棄を意味する訳ではないとした。
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