発見されたワイナリーからは、ワイン圧搾機が5か所、ワインの貯蔵・販売に使用する倉庫などが出土。また、圧搾機の間には大きな窯やワインを貯蔵する壺、また無数の陶器の破片も見つかったという。発掘調査を担当したイスラエル考古学庁(IAA)の研究者によれば、このワイナリーで生産されたワインはヤブネ近隣の港町の名前にちなんで「ガザとアシュケロンのワイン」と呼ばれ、エジプトやトルコ、ギリシャなど地中海沿岸の主要都市に輸出されていたという。