ガソリンの原料である原油は、コロナ禍からの経済活動の再開で需要が増えているが、供給には制約がある。8月には、ハリケーンの影響から米国の石油生産設備の一部が操業を中止。また、今月4日には石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの産油国でつくる「OPECプラス」が、原油の追加増産を見送っている。同機構の増産がなければ、価格高騰の傾向は当面続くと予想される。これよりも前、米国ではガソリンの小売価格が2014年10月以来の最高値に達した。関連ニュース