内務省は刑法に基づきソボリ被告に指名手配を発表した。
2021年9月末、モスクワ市裁判所は感染症拡大防止措置の違反を呼びかけた罪で、ソボリ被告に懲役1年6ヵ月の有罪判決を言い渡していた。これに伴い、ソボリ被告は夜間の外出や、大規模集会への参加、モスクワ州を離れることが禁止された。一方、ソボリ被告は裁判所には出廷しなかった。
RTテレビが消息筋の証言をもとに報じたところによると、ソボリ被告は8月、トルコのイスタンブールに出国したという。被告の弁護士によると、ソボリ氏は判決が下される前に出国したことから、違法行為に当たらないという。
ソボリ被告が参加するグループの呼びかけに応じ、新型コロナウイルス感染者を含む市民が1月23日の大規模集会に参加したことで、さらなる感染拡大に繋がったと検察は主張していた。
また検察は2021年9月、過激派組織の設置を巡り、「汚職撲滅財団」の指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏を起訴していた。ソボリ被告は同組織への関与により、同じく起訴されていた。
関連ニュース