2016年9月15~19日、横浜市の旧「大口病院」に勤務していた元看護師・久保木愛弓被告(34)は、点滴に消毒液を混入し、高齢の入院患者3人を殺害した。また、患者を殺害する目的で9月18日から19日にかけて、点滴袋5個に消毒液を入れていたとされている。
横浜地方裁判所で裁判員裁判が開かれ、検察は被告に責任能力が完全にあったと述べ、死刑を求刑した。一方、被告の弁護士は、事件当時は心神耗弱の状態であったとし、責任能力について争うと主張している。22日午後には弁護側の最終弁論が行われ、判決は11月9日に言い渡される。