CPWが初めてこのシカを目撃したのは2019年夏。シカは重さ約9キロのタイヤを少なくとも2年間、首につけたまま自然保護区をさまよっていた。
CPWの懸念は、繁殖期、首太くなったときにタイヤが血流を妨げたり、体の成長を妨げる可能性があることだった。
そこで職員が9日、麻酔銃を使用してシカを捕獲。ついにタイヤを取り外すことに成功した。
タイヤには金属が使われていたため、やむを得ず角を切り落としたとのことだが、こうしてシカはタイヤから解放されたのだった。
職員によれば、シカの健康状態は良好で、次の春には新しい角が生えてくるという。