Facebookの盗用コンテンツ拡大への対応の遅さを元社員が非難

2018年のFacebookのトラフィックの3分の1以上が盗作コンテンツによるものであることが、同社の元上級アナリストのジェフ・アレン氏のレポートで明らかになった。アレン氏によると、ソーシャルネットワークは訴訟を恐れて、盗作の広がりに対する対応が遅れている。ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じた。
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ウォールストリートジャーナルはアレン氏の内部レポートを引用し、2018年のFacebookのトラフィックの約40%が剽窃コンテンツを配信するページへのアクセスだったと報じた。アレン氏は2019年に退社している。
ウォールストリートジャーナルが引用した、アレン氏が以前、社内向けに作成したプレゼンテーションの一部には、「Facebookで人気を得るための最も簡単な(最小限の努力でできる)方法とは? ステップ1 既存の参加型コミュニティを見つける。 ステップ2 そのコミュニティの人気コンテンツをコピー、または要約する。ステップ3 人気のコンテンツを自分のページに投稿する」と書かれている。
また、アレン氏はFacebookがYouTubeなどと同様に、自社プラットフォームでの盗作拡散の取り締まりに急がなかった理由は、訴訟に発展することを恐れていたからだと指摘している。
ウォールストリートジャーナルは、こうした反面、剽窃したコンテンツの投稿は、Facebookの投稿者にとって依然として「必ず成功に導く方程式」と書いている。2021年の第2四半期には、最も人気のあった20件の投稿のうち15件が剽窃コンテンツだった。
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