「源氏物語絵巻」は平安時代後期(12世紀前半)に描かれたとされる、日本で現存する最古の絵巻物。もともと54あったとされる場面で現存するのは19の場面で、このうち15場面は名古屋市の徳川美術館に所蔵されている。
絵巻は長年、額に入れた状態で保存されていたが、傷みが進んだため、2012年から修復作業を開始。これまでは物語部分の「詞書(ことばがき)」と絵が別々に保存されていたが、保存に適した本来の巻物の状態に戻された。
特別展示会は13日から来月12日にかけて行われ、前半は8場面が、後半の来月1日からは残りの7場面が公開されるという。
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