この女性(30)は7月23日、コロナウイルス感染による肺炎で呼吸不全を起こし、ナルトカラ市の重症感染症病院に搬入された。女性は妊娠8カ月であったために通常の治療は行うことができず、ただちに緊急出産がきめられた。女性は元気な赤ちゃんを出産したものの、体調は産後に悪化した。
8月中旬、医師は女性に人工呼吸器を装着したが、その後、患者は心停止に陥った。蘇生処置で一命をとりとめた女性は今度は体外式膜型人工肺(ECMO)に移行した。
この女性は57日間のECMO装着時に様々な合併症を発病。しかし、1ヶ月半後、女性はまず、人工心肺装置、続いて人工呼吸器を外し、通常の呼吸に切り替えることができた。
生命の危機を乗り越えた女性は現在、コロナ回復者用の病棟でリハビリを受けている。
関連ニュース