Global Athleteの公式サイトには次のような声明が掲載された。
「IOCのトーマス・バッハ会長とIOCアスリート委員会は、彭帥選手の失踪を軽率に受け止め、選手が出した性的虐待の深刻な非難には言及していない。これは彼らが女性アスリートらへの性的虐待や彼女たちの健康に驚くほど無関心であることを示している」
Global Athleteは声明で「我々は彭帥選手が生きていたことを喜んではいるが、IOCの確認は彼女が安全で無事な状態にあるという保証にならない。IOCのプレスリリースは関係者のスポーツ選手や中国当局をなだめようとする試みにすぎない」と強調している。
マスコミによると、彭さんは11月初旬、中国共産党最高指導部のメンバーだった張高麗元副首相(75)から性行為を強要され、数年間にわたって断続的に関係を持っていたとSNSウェイボで告発した。この投稿は即座に削除され、彭さんのアカウントも中国のインターネットやSNSから消えた。その後、彭さんは消息不明となった。
中国国営テレビCGTNは17日、彭さんが女子テニス協会(WTA)の会長にメールを送り、元副首相への中傷に関する情報を否定したと報じた。WTAのスティーブ・サイモン会長はメールについて、実際に彭さんが書いたものなのか疑問視した。
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