同紙は「殴打、屈辱、欠食、ハラスメント。彼らが共和国大統領と首相に送った書簡に書かれている事実は、孤立した出来事ではなく、『システム』だ」と報じている。
また同紙は、2月に英国の元体操選手17人が指導者から虐待を受けたと主張して英国体操協会を相手に集団訴訟を起こしたことに言及している。数ヶ月前にはドイツでも世界チャンピオンのポーリーン・シェーファー選手が、コーチから精神的な虐待を受け、長年にわたって医師に相談せずに薬を与えられたと告発した。
Efimerida Ton Syntaktonは「ソフィア・ベカトル(オリンピック女子セーリングで金メダルを獲得したギリシャの選手)の勇気ある告発後、ギリシャでは虐待の規模が徐々に明らかになり、男性と女性がレイプ、セクハラ、職場でのいじめ、身体的及び精神的虐待について明かすようになった」と報じている。
2004年アテネ五輪のセーリングで金メダルを獲得し、2008年北京五輪では銅メダルを獲得したソフィア・ベカトルは今年1月、20年以上前の21歳のときにセーリング連盟の幹部から性的暴行を受けたと明らかにした。
フランスのスポーツ省は今月、コーチや教師400人余りに虐待やセクハラの疑いがあると発表した。