報道によると、米国の諜報組織はロシアがベラルーシ経由も含め、ウクライナへの侵攻を計画しており、ソ連崩壊後としては前例のないほど多くの予備兵を動員し、その数は数万人に達していると分析しているという。
一方、欧米の報道は挑発を目的としており、ヒステリーは人為的に焚き付けられているとロシア側は報じている。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は一部の米国メディアがロシアへの情報戦略用に使用されているとコメントしていた。
ブルームバーグはプーチン大統領について次のように記している。
プーチンは虚勢を張ったり、欧州を緊張状態に維持する達人で、さらには警告なしで情勢をひっくり返す前に全ての関係を極限状態に追い込む。
ブルームバーグがクレムリンに近い消息筋の証言をもとに報じたところによると、プーチン大統領はウクライナで「さらなる戦争」は望んでいないものの、必要に応じては軍を出動させ、NATO軍がウクライナに展開することを阻止する用意があるという。
報道によるとプーチン大統領は緊張緩和を呼びかける側近らに同調しており、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う規制を理由に攻撃的な見方からは退いているという。また、侵攻は計画していないという大統領の発言は誠実なものであるともブルームバーグは評価している。
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