当初は急性心不全の兆候がなかった西欧と米国の40歳以上の約3万1000人を対象に研究が行われた。すべての被験者は、喫煙者、また肥満や高血圧、高コレステロール、糖尿病、さまざまな心血管疾患を抱える人など、所謂リスクグループに属していた。結果、心不全を発症するリスクは、アスピリンを服用した人たちの間で26%高かったことがわかった。より正確なデータを得るために、心血管疾患患者を除外した2万3000人の参加者(74%)のデータの分析が繰り返されたところ、アスピリンの服用は急性心不全を発症する可能性を27%増加させたことがわかったという。関連ニュース