国連、ノーベル平和賞レッサ氏への渡航許可をフィリピン政府に要請 授賞式出席に向け

国連はフィリピン政府に対し、ノーベル賞授賞式出席に向けたジャーナリストのマリア・レッサ氏の渡航を妨げるあらゆる制限を直ちに解除するよう求めている。国連のステファン・ドゥジャリク事務総長報道官が会見で述べた。
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ドゥジャリク氏は、会見で「フィリピン政府がマリア・レッサ氏に課した渡航制限により、彼女がノーベル平和賞を直接受賞することができなくなることを非常に懸念している」と語った。
同氏は「我々はフィリピン政府にこうした制限を直ちに解除し、レッサ氏にオスロ(ノルウェー)への渡航を許可するよう要請する」と訴えた。
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2021年ノーベル賞受賞者の顔ぶれ
2021年のノーベル平和賞は、米国フィリピン系米国人ジャーナリストのマリア・レッサ氏とロシア紙「ノバヤガゼタ」のドミトリー・ムラトフ編集長に授与された。2020年はパンデミックのため、授賞式はオンラインで行われた。委員会は、マリア・レッサ氏とドミトリー・ムラトフ氏が授賞式に出席することを期待している。
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