男性側はこれについて、2019年に告訴。連れ去られたとする長男(6)と長女(4)は日本とフランスの両国籍を有するため、捜査権限はフランス当局が持つ。男性は警視庁にも立件を求めたが、警視庁は「妻が子どもを連れて別居するのは普通」として退けた。日本は国境を越えた子どもの連れ去りを禁止する「ハーグ条約」締約国だが、国内の連れ去りには適用されない。日本人の親が離婚後に実子を連れ去り、欧州連合(EU)市民の相手に会わせないケースは多数報告されているが、今回の逮捕状発付は異例だという。関連記事