日本国内で、オミクロン株の感染者が確認されたのは、これが2例目。FNNプライムオンラインによると、その男性は、11月末にペルーから成田空港に到着。検疫所での検査で陽性反応が確認されたため、国立感染症研究所が検体の遺伝子解析を行っていた。日本政府は、感染ルートや男性の濃厚接触者について調査を行い、収集した情報の確認や分析を進める予定。日本では11月30日、オミクロン株による初の感染者が確認された。感染者は、11月28日に日本に入国したナミビア国籍の30代の外交官男性。2021年11月末、南アフリカ共和国で新型コロナウイルスの新たな変異ウイルスB.1.1.529が発見され、変異の種類が32と著しく多いことが確認された。世界保健機関(WHO)はこれをオミクロンと命名し、感染リスクが「極めて高い」ことから「懸念される変異株」に分類している。オミクロン株が既存のワクチンによる免疫を回避するかどうかは現時点では不明。ロシア国立ガマレヤ研究所、ファイザー、バイオエヌテック、モデルナの各社はすでにオミクロンに対抗するワクチン開発に着手している。