急速に発達した低気圧の影響で、北海道では1日、えりも岬で最大瞬間風速37.8メートルを観測するなど広い範囲で暴風が吹き荒れた。
これにより3人が負傷し、住宅数十棟で屋根が飛ばされるなどの被害が報告されたほか、各地で木や電柱が倒れたり電線が切れたりしたことで停電が発生した。
北海道電力によると、帯広市など十勝地方を中心にこれまでに延べ約1万5000戸が停電。現在も6つの市町村で約2850戸が停電しており、北海道電力は今日中の全面復旧を目指しているという。
12時間以上続く大規模な停電は、2018年の胆振東部地震で発生したブラックアウト以来。