宇宙旅行目前の前澤氏 「宇宙でやってほしい100のこと」の荷造りに苦労

日本人民間宇宙飛行士の前澤友作氏は、事前に募集していた「宇宙でやってほしい100のこと」を実施するために多くの小道具をもって行く必要があり、搭乗する宇宙船「ソユーズMS-20」に載せるのに苦労したという。前澤氏がリアノーボスチ通信とのインタビューで語っている。
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前澤氏は、「ロスコスモスとロケット宇宙公社エネルギアとの間で、持ち込めるものと持ち込めない物について、かなり真剣に交渉する必要があった」と述べている。
同氏によると、このリストの中で最も楽しみにしていることは、ロシアのアレクサンドル・ミシュルキン宇宙飛行士と無重力下でバドミントンをすること。「やってほしいこと」リストには、国際宇宙ステーション(ISS)の船長を務めるアントン・シュカプレロフ宇宙飛行士と腕相撲するという項目もある。前澤氏によると、シュカプレロフ氏とこの事についてはまだ話し合っていないという。
前澤氏は事前に「宇宙でやってほしい100のこと」というプロジェクトを立ち上げ、ISSでおこなってほしい興味深い活動を募集するウェブサイトを開設した。前澤氏が実施する100個の事柄を撮影するのは、前澤氏の関連会社役員の平野陽三氏。撮影されたものは、YouTubeで公開される予定。
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前澤氏は、この「やってほしいこと」リストで紙飛行機を飛ばしたり、ヨーヨーで大技に挑戦したり、宇宙飛行士の科学実験に参加し、ISSからお悩み相談に答えたり、シャボン玉を飛ばしてみたり、オーロラや雷、流星群の撮影に挑戦する。
その他にも、バク転に挑戦、手を使わずにズボンを履いてみたり、うちわで空中移動、ジグソーパズル遊び、魔法の絨毯に乗ってみたり、くしゃみをすると体は回転するのか、宇宙で一番進む泳ぎ方を調べてみるなど、ワクワクするような事柄に挑戦する。
前澤氏が搭乗する宇宙船「ソユーズMS-20」は、8日16時38分(日本時間)、「ソユーズ2.1a」ロケットによりバイコヌール宇宙基地から打ち上げられる。
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