プーチン、バイデン両首脳 ビデオ形式で2度目のサミット実施

2時間にわたるサミットではサイバーセキュリティ、戦略的安定、地域問題に関する両国間の対話およびイラン、ウクライナ問題に関する共同作業が討議された。
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米ホワイトハウス報道部は、「両大統領は自国のチームに作業続行の指示を出した。米国はこれを連合国、パートナー国との緊密な連携の中で行っていく」という内容の声明を表している
バイデン米大統領はウクライナ情勢への懸念を示し、外交上の正常化を呼びかけたうえで、軍事的緊張に対しては西側諸国からは経済など措置をとる形で集団的な報復がありうると警告を発した。
ロシア側は西側およびウクライナの言う「攻撃的行動」の非難を否定し、ロシアは何人に対しても威嚇もせず、攻撃しようとしていないと再三にわたって繰り返してきた。「ロシア連邦の攻撃」という声明はNATOがロシアの国境近くにより多くの軍事機器を配備するための前提として使われている。
露米、黒海めぐり軍事的緊張高まる
ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ公式報道官はこれより前、プーチン、バイデン両首脳は緊張状態にある露米間の二国間関係を討議すると発表していた。ぺスコフ報道官は、両首脳はこの他にウクライナをめぐる緊張、NATOのロシア国境への東進といったテーマにも言及すると述べている。
プーチン、バイデン両大統領による露米サミットは今回で2度目。初めてのサミットは今年6月ジュネーブで随伴を排した形で実施され、両首脳はいくつかの合意に達していた。
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