研究チームによれば、開発された合金は、SARS-CoV-2ウイルスを3時間以内に99.75%、6時間以内には99.99%も殺傷することできる。
プロジェクトを率いるファン・ミンシン教授によると、ステンレス鋼表面の「抗ウイルス」の特性は銅の含有量を増やし、ステンレス鋼のマイクロストラクチャーを変えることで実現された。
銅含有量の多いステンレス鋼の表面ではSARS-Cov-2コロナウイルスだけでなく、H1N1インフルエンザウイルスや大腸菌も死滅することがわかっている。
ミンシン教授は、この抗菌ステンレス鋼はすでに量産が可能な段階にあり、人間が最もよく触れる物の一部は抗菌ステンレス鋼と取り換えられうると語っている。
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