日本 2020年度の温室効果ガス排出量 1990年以降で最少

日本国内で2020年度に排出された温室効果ガスは、前年度を5.1%下回った11億5000トンであることが分かった。これは、統計を取り始めた1990年以降で最も少ない。
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日本では、温室効果ガス排出量は7年連続で減少した。2020年度の排出量が減少した主な理由は、新型コロナウイルスのパンデミックによる経済活動の停滞だとみられている。
日本政府は、2030年度までに温室効果ガス排出量を2013年と比べて46%削減、2050年までに排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。2020年度の排出量は、2013年比で18.4%減少した。
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一方、家庭内での排出量は約5%増加した。これは、テレワークの拡大やオンライン授業の実施などが影響しているとみられる。
日本経団連は8日、国内56業種の2020年度の温室効果ガス排出量が、2013年度と比較して22%削減されたと発表した。
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