2011年に起きた同原発の事故で、放射性物質を含む汚染水が発生した。この汚染水を処理した後に残る処理水は、2023年をめどに原発から1キロの沖合で放出される予定。
この処理水には放射性物質のトリチウムが含まれている。東京電力は10日、この処理水のトリチウムの濃度を測定するために処理水をためる施設の工事を開始した。
NHKが東京電力の発表を引用したところによると、処理水は同原発の敷地内のタンクに保管されているが、2022年秋以降はこのタンクが満杯になる予定だという。処理水は、トリチウムの濃度が日本の規制基準の40分の1を下回るまで希釈してから海洋に放出される。
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