NATO事務総長 ノルマンディー方式でのウクライナに関する対話を支持

NATOは、ウクライナ国境付近にロシア軍が集中していることは欧州の安全保障を損なっていると捉えており、ノルマンディー形式でのウクライナに関する対話を行うことを支持している。NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は10日、パリで行われたフランス外相・国防相との会談後の記者会見で、このように述べた。
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会見でストルテンベルグ事務総長は、「今日、我々はウクライナ国境付近にロシア軍が集中していることについて話し合った。これは緊張を高め、欧州の安全を損なうものだ」と述べた後、「(しかし)緊張が特に高まっている状況では、対話は重要な意味を持つ。ノルマンディー方式での会合開催に向けてあらゆる努力をしたい」と強調した。
米露会談がNATOを激怒=ブルームバーグ
7日には、ロシアのプーチン大統領とバイデン米大統領が2時間にわたりオンライン形式の会談を行った。その後米政府は、バイデン氏は会談でウクライナをめぐる状況に懸念を示し、外交的解決を求めており、経済面のものを含めて断固とした措置を取ると警告したと発表した。一方、会談でプーチン氏はバイデン氏に対し、ウクライナがミンスク合意を実行せず、破棄を目指していると述べた上で、ウクライナの領土を利用し、ロシアとの国境付近で軍事力を増強しようとする危険な試みを行っているのはNATOであると指摘した。
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