バイデン大統領は記者会見で米軍派遣の計画を否定するのかとの質問に対し、「そのようなはそもそも一度も計画されていなかった」と表明した。バイデン大統領はウクライナ情勢が悪化する場合、経済制裁を実施する意向を表明した。バイデン大統領は続けて次のように発言した。
これら全てはロシア、及びロシアに対する世界の態度に影響を与え、ロシアへの見方は劇的に変化する。
なおバイデン大統領は米国、及び北大西洋条約機構(NATO)ともに情勢が悪化したとしても、ウクライナ防衛のために派兵する義務はないと表明していた。また、ウクライナ防衛のために米軍が一方的に派兵することは議論されていないとも指摘していた。
ホワイトハウスは現時点においてロシアがウクライナ侵攻に関して最終的な決定は下していないと判断している。ジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はブリーフィングで、「我々はプーチン大統領が決定を下したとはみなしていない」と発言した。また、米国政府はウクライナから米国市民を退避させる必要性についても現時点では表明していない。
米国はロシアがウクライナに侵攻した場合に備え、世界経済システムからロシアを完全に遮断し、ロシアのビジネス、及び国民に大きく影響力を行使する「前例のない経済制裁」を同盟国と検討している。一方、ロシアはウクライナ侵攻の計画を否定し、自国内で部隊を自由に展開する権利があるとしている。
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