WHOの声明には「現時点で、オミクロン株へのワクチンの有効性に関するデータは限定的で、確証的な証拠はない。予備データや『スパイクたんぱく質』にかなりの数の変異があることが、ワクチンの有効性を低下させることを示唆している」と述べられている。
またWHOは、予備データによると、検出された症例のほとんどが無症状または軽度から中等度であったため、オミクロン株の危険性は低いと指摘している。
声明によると、2021年12月9日の時点で、オミクロン株は63か国で確認され、世界における感染拡大の速度ではデルタ株を上回るという。WHOは、オミクロン株が急速に広まった理由は未だ明らかになっていないとしている。
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