ポズドニャコフ氏は、あまりにも頻繁なワクチンの追加接種について「何も起こらないか、または免疫応答の過負荷が発生する。その場合は、ワクチンが逆効果になるおそれがある。ワクチンを頻繁に接種すると免疫系が遮断され、必要な保護レベルを体が確保できなくなる」と語った。
またポズドニャコフ氏は、異なるワクチンの組み合わせ接種については、それぞれのワクチンが同じプロセスをシミュレートするため、危険ではないと強調した。
「すべてのメーカーが同じタンパク質のSタンパク質を抗原として使用している。ワクチンが異なれば抗原の送達方法も異なるが、原則的には同じであり、ウイルスから体を保護する。体内では抗体の合成と新型コロナウイルスのSタンパク質に対するT細胞応答を特徴とする免疫応答が形成される。」
またポズドニャコフ氏は、抗原が多様であればあるほど免疫系がより多様に刺激されるのも、ワクチンの組み合わせ接種のもう1つのメリットだと指摘した。体はさまざまな変異株やSタンパク質の変異に対してよりよく対応できるようになるという。
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