中国の全国人民代表大会は20日、婦女権益保障法改正案の審議を開始した。会議は5日後の25日に終了する。法案は第1読会を通過し、来年にも可決される可能性がある。
中国では性差別が禁止されているが、同分野を規制する法律を明確にする必要があるという。新華社通信によると、提案された案は、基本的な用語を定義し、女性の健康に関する配慮や権利保護の分野でより明確な規範を提供することを目的としている。特に雇用主には、差別やセクハラのクレームを防止、調査、対応するためのメカニズムの構築が義務付けられる。
国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチによると、中国では現在、就職面接で女性は子どもを産まないことを書面で約束しなければならないことが多く、求人広告には男性優先と公に記載されているという。
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