8月下旬に米国東部を襲ったハリケーン「アイダ」の損害規模は650億ドルで、世界の被害総額のほぼ3分の1を占めた。熱帯性暴風雨による広範な洪水により、少なくとも95人が死亡し、1万4000人以上が家を離れ、移住を余儀なくされた。
2番目に高額な被害は、7月に西ヨーロッパを襲った洪水。洪水はドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグに広がり、死者240人を出したほか、地域経済に430億ドルの損害を与えた。
追って3位は2月に米テキサス州を襲った冬の嵐。異常な寒波と大雪で210人が死亡し、損害は230億ドルにのぼった。
4位以下にはオーストラリア、中国、南スーダン、カナダでの洪水、東南アジアでの台風、アフリカと南米での干ばつ、北米北西部の熱波がはいっている。
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