聯合通信の報道によれば元脱北者は30代。男は清掃員として勤務し、わずかな給金しか得ていなかった。消息筋のひとりはこの脱北者について、糊口をしのぐ給金しか稼ぎだすことのできない低所得者層に属していたとコメントしている。韓国側は、この男性がスパイだった危険性は高くないとする一方で、越境にいかに成功したかを知るために監視カメラの映像の調査が開始された。北朝鮮側はこの件に関するコメントを発表していない。ロイター通信は、この事件によって脱北者らの韓国での適応や十分な支援を受けているかといった問題が再度浮き彫りになったと指摘している。関連ニュース