当局は、人口約1400万人の天津市を3段階のレベルに分けた。同市の一部の地域では完全なロックダウンが導入され、外出が禁止された。コントロール・ゾーンと呼ばれる別の地域では、1家族につき1人が毎日食料品の買い物へ行くことができる。また、いわゆる予防ゾーンでは、周辺地域から出ることが禁止されている。
その他、天津-北京間の列車やバスの運行も停止された。
AP通信によると、天津市では新型コロナウイルスの感染者が20人確認され、そのうち2人からオミクロン株が検出された。これを受け、天津市当局は9日、全住民を対象にした新型コロナウイルス検査を開始、その結果、さらに20人の感染者が確認された。
AP通信は、2月4日の北京冬季五輪開幕を前に、中国では新型コロナを封じ込める「ゼロコロナ」政策が強化されたと報じている。
また、デルタ株が流行している西安市と禹州市でも、数百万人が外出を禁止されているという。
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