ウクライナ情勢悪化の場合、ロシアへの軍事的措置も検討=米国連大使

米国はウクライナ情勢が悪化した場合、対露経済制裁に加え、軍事的措置も検討している。米国のリンダ・トマス=グリーンフィールド国連大使がモルドバのテレビ局「ジャーナルTV」の取材に応じた中で発言した。
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このインタビューは20日に実施され、米国連大使が拡散した。モルドバの司会者は、軍事侵攻があった場合、ロシアは深刻な経済制裁を受けるとジョー・バイデン大統領が警告した点について言及し、軍事的な対抗措置も意識しているかと質問した。これに対し国連大使は、「当然そうだ、我々は我々の対応計画について何も除外しないと指摘している」と回答した。
これに加え、米国はウクライナと2014年以降、協力関係にあることを指摘した。米国はこれまでウクライナ軍の支援に向けて約27億ドルも供給したほか、アントニー・ブリンケン国務長官が先にウクライナを訪問した際は追加の支援を表明し、 ウクライナ軍の強化に向けた協力を継続する姿勢を示した。
国連大使によると、米国は軍事的コンサルタント上の支援もウクライナに提供しているという。
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最近、欧米諸国やウクライナ政府で、ロシアがウクライナに侵攻する可能性があるという疑惑が浮上している。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、このような情報は空虚で根拠のない緊張を高めるものだと指摘し、ロシアは誰にも脅威を与えていないと強調した。またペスコフ氏は、このような発言を正当化するための挑発行為が起こる可能性を否定しなかった。
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