報道によると、SDFの隊員らは米軍による空爆の支援を受けてハサカ県の刑務所に対し攻撃を仕掛けた。この刑務所ではISの戦闘員らが立てこもりを続けており、数日の間でSDFの特殊部隊により56人のテロリストが殲滅された。
20日夕方、シリア国営放送はハサカ県の刑務所からテロリストが逃亡を試みたと報じた。米当局によると、実際にテロリストが脱獄に成功したかについて確証はないという。一部のデータによると、自爆テロ犯が刑務所付近で車両を爆破し、これによりSDFの兵士ら複数名が死傷したとのこと。国際テロ組織「ダーイシュ」(IS、イスラム国、ロシアで活動禁止)は刑務所への攻撃について犯行声明を発表している。
米軍が支援するSDFはシリア北東部のハサカ県、及びラッカ県の大半に加え、北部のアレッポ県、東部のデリゾール県も部分的に管理下においている。シリア政府はSDFの自治権を承認していない。
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